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機材仕様想定環境

プロジェクター選定の落とし穴!それは使用環境の配慮です。

プロジェクターは屋内利用を想定しているため、使用環境は0-10度から35-40度となっています。湿度も0‐20%から80-90%を想定としてあり、結露しないことというのが条件です。(機材によって開きがあります)

つまり、夏の暑い日の運営や冬の寒い日、気温さの大きいところ、湿度が高いところ

また冷却ファンが稼働しているためほこりっぽいところもだめで、さらに廃熱もうまく逃がせないといけないという課題がある、という事なのですね。

 

イベントのための数日間屋外設置の場合でも同様、テントや風除板などを工夫して室内環境を作り、スポットクーラーやヒーターマット等で安定した気温で管理します。

お風呂やサウナなどの施設では、天井に仕込みの管理空間の設計が必要です。

よって場合によってはプロジェクターをはじめとした設置機器より、管理にまつわる経費のほうが逆転して多くかかることもあります。

 

時期(天候を考慮した時期選定)、設置場所については予算のかけどころの優先順位を考慮の上企画を進めましょう。

 

余談ですが、北陸に屋外で常設する案件がありまして、

設置場所に屋内環境を作るためのエアコン完備の防熱小屋を作り、設置となりました。

しかし、雪国は地域の防災規定で建てる小屋のサイズにチェックが入り、高さのある小屋を建てることができないことが後から発覚、企画の途中で投影の高さを変更することとなりました。地域の条例にも十分お気を付けくださいませ。

※プロジェクター専用ケース専門店では専用空調込みで300万位からするようです。